C74新刊特設頁
夏の日の陽炎が魅せる幻影――――
夜空から溢れ落ちた星の光――――
これは友情をテーマにした、2つの御伽噺(フェアリーテイル)。
【友達の居場所】
ある夏の日、氷精チルノは住みよい住処を探して、炎天下の空を飛んでいた。
そんな彼女が見つけた一軒の廃屋。
陽射しをしのげる屋根、襤褸きれだけど布団があり、乾燥食まで残っているまさに楽園。
しかし彼女が見つけたのは、廃屋だけではなかった。
チルノが出会ったのは三人の人間の子供。
陽炎すら浮かんで見える猛暑の中、チルノは“彼ら”と如何なる友情を育むのか。
そしていずれ“彼ら”が直面する悲劇。
それを直視したとき、彼女はどう考え、そしてどんな答えを導くのか。
ほんのりビターなチルノを、オリジナルキャラを交えて描く御伽噺。
(『純粋無垢の白昼夢』の加筆修正版です)
【地上の星】
無数の星が煌めく夏の夜空を、一筋の流れ星が横切った。
その流れ星が落ちたのは幻想郷。
“彼女”が気づくと、それまで居たはずの空は、遠く離れた場所にあった。
どれだけ手を伸ばしても、届くことのない場所。
絶望にうちひしがれる彼女は、かつて見下ろしていた森で2匹の妖精と出会う。
日の光の妖精、サニーミルク。
月の光の妖精、ルナチャイルド。
彼女たちとの出会いを経て、空から落ちた星の光は如何なる道を選ぶのだろうか。
光の三妖精が、今に至るまでの原点をスターサファイアの視点から“勝手な妄想で”描く御伽噺。
表紙:冥
タイトル 『本詰妖精 壱』
本文企画 雨虎
イラスト 冥/常時迷子(つねまよ)
ページ数 136p
サイズ 文庫(カバー付)
頒布場所 コミックマーケット74
8/16【西き−40a】妄想エリクシル様にて委託販売
8/17【東へ−26a】愛媛大学萌学研究会にて委託販売
頒布価格 ¥700